GTD読本 まえがき(案)
頭の中が気になることでいっぱい
いつまでたってもやることが終わらない
やりたいことはどこへいった
何かいい方法はないものか
そんな方のためにデビッド・アレン氏が提唱するGTD(Getting Things Done)という方法があります。 GTDは知っている、でもよくわからない・できてない
GTD本がいつまでも積ん読状態
GTD本を読んでみたが途中で挫折した
この読み物は、その固有名詞としてのGTDから一人一人の個人に対するGetting Things Doneに変換する術(すべ)を書いたものです。
GTDに興味を持ち、これから学ぼうとする人、または、GTDに挫折した人は、この読み物を読んでみてください。GTDなんて一部の人のためのものだと思う人にも、GTDを手に取っていただき、少しでも役立ててもらえれば幸いです。
お初にお目にかかります。この読み物の書き手である玄武と申します。 私は、タスク管理好きとして、TwitterやScrapboxでタスク管理やGTDについて考えています。
GTDを私の定義でお伝えしますと、GTDとは「情報をレイヤーで分けて、行動することを効果的に直感で選択する方法」です。
情報やレイヤーというと、IT関連や、情報処理と行ったことをイメージする方もいるかもしれません。しかし、情報を処理(整理)することは、誰でも行なっていることなのです。
それはどういうことなのか、少し書いてみたいと思います。
前の部署が激務だったので、異動を機に今度、あのような事態になった時の対策を探していました。朝から夜まで様々な仕事が舞い込み、周りに仕事の処理の方法を仰いでも明確なやり方はわかりませんでした。しかも、引越しで環境が変わってうまく睡眠が取れなくなっていました。
そんなストレスフルな環境であったため、ストレスフリーの整理術という言葉に惹かれて、GTDを手に取りました。
そして、本を元にGTDに取り組んではみたものの、うまくいかないことに気づきました。周りにもGTDに取り組んでいる人などいません。結局、これは一部の人にしかうまくいかない方法なのだ、あきらめるしかない。そうして、GTDは日々追われる仕事の前にかき消されていくことになりました。
再びGTDに出会うまでに数年の時を要しました。きっかけはタスク管理でした。
それまで休止していたTwitterでタスク管理のことを呟いたのがきっかけで、ひょんなことから「タスク管理のScrapbox」という共有プロジェクトを立ち上げて、メンバーとやりとりする中で、再びGTDに出会いました。 そこからはどっぷりとGTDにハマることになりました。最初にGTDに出会った時にはなく、その時にあったもの。それはGTDをソフト面から支えるタスク管理に対する考え方、ハード面から支えるツール(OmniFocus)の存在でした。